SESエンジニアの皆さん、「資格」ちゃんと取っていますか?
「気づけば何年も新しい資格を取得していない」なんてことよくありますよね?
この記事では、取るべき資格を明確にして、稼げるエンジニアになるサポートをしていきます。
資格を紹介していく前に、「SESに資格は必要なの?」という方はこちらの記事からお読みください。
SESエンジニアが取るべき資格
それでは早速、「SESエンジニアが取るべき資格」を紹介していきます。
上記に挙げた5つが汎用性が高く、SESエンジニアの業務や肩書を強くしてくれる資格となります。
では、それぞれの資格を解説していきます。
情報処理技術者試験(国家資格)
IT業界で働くなら「基本情報技術者」の資格は取っておきなさい。
こんな事言われたことありませんか?
情報処理技術者試験の中の一つに「基本情報技術者試験」が含まれています。
SESエンジニアとして働くのであれば、経験3年目くらいまでに「基本情報技術者」、5年目くらいまでに「応用情報技術者」の資格を取っておくと、順調に成長していると評価されます。
持っている人も多い資格で、さらに国家資格なので一度取得してしまえば一生モノの肩書になります。
資格取得に迷っているならまずは「基本情報技術者」から取得してみましょう。
Linux系の資格(LPICやLinuC)
続いては「Linux系の資格」となります。
普段触っているOSがWindowsだとしても、アプリケーションを稼働させるサーバーはLinux系であることが多いため、いつか触ることになる可能性は高いです。
そのため、Linuxの標準スキルの証明として、資格を取得しておきましょう。
最も有名な「LPIC」ですが、こちらも複数のレベルが有ります。
持っておくと有利になるのは、レベル2からになります。
SES5年目くらいまでに取得しておくと安心です。
LPICはレベル1を取得していないとレベル2の試験が受けられません。
レベル2まで取得する場合は計画的に取得していきましょう。
Oracle認定Javaプログラマ
2024年現在、SESの案件で最も多いサーバー言語は「java」です。
そのため、「Oracle認定Javaプログラマ」を持っておくと、様々な案件にて効果を発揮してくれるはずです。
「Oracle認定Javaプログラマ」はBronze、Silver、Goldの三段階の難易度が有ります。
LPICとは違い、下位資格が無くても上位資格の試験が受けられます。
いきなりGoldは少し難易度が高いので、まずはSilverを取得し、実務経験を積んでからGoldを取得するのがおすすめです。
もちろん順番に取りたい方はBronzeから順番に取得でもOK!
オラクルマスター(DB)
続いてはデータベース管理者の資格「オラクルマスター」です。
システム開発とDB(データベース)は切っても切り離せない関係性です。
もちろん資格が無くてもデータベース操作は可能ですが、処理効率を考慮したチューニングや、データベース構築の際は資格知識が役立ちます。
こちらは「Oracle認定Javaプログラマ」より一段階多くBronze、Silver、Gold、Platinumと4段階の難易度が有ります。
データベースエンジニアなどの専門職でない限り、Platinumを取得する必要はありません。
そもそもデータベースエンジニアでもPlatinumまで取得している人はほとんど居ません。
「Oracle認定Javaプログラマ」と同じくまずはSilverの取得を目指してみましょう。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2
「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2」はHTMLの資格に見えますが、レベル2はJavascriptの資格となっています。
「HTML5プロフェッショナル認定試験」はWebコンテンツ制作の実力を証明する資格です。
そのため、SES以外の職種に転職した場合でも非常に有利な資格となるでしょう。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2はレベル1を取得していないと試験が受けられません。
レベル2まで取得する場合は計画的に取得していきましょう。
おまけ1:未経験エンジニア向け
未経験エンジニアの方で、いきなり難しい資格の勉強がしんどいって方に向けて、難易度が低く取っつきやすい資格を紹介します。
ITパスポート(国家資格)
ITパスポートは上記で紹介した「情報処理技術者試験」の中の最も優しい資格となります。
IT業界における基本を押さえる事が出来ます。
業務や転職において有利になるような資格ではありませんが、まずはこれからの学習の足掛かりにとってみるのもいいと思います。
一部IT企業の新卒研修で取得させる会社もあるようです。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
続いては「MOS」です。
名前の通りマイクロソフトオフィスに関する資格です。
エンジニアとは言え、PCで作業する以上はマイクロソフトオフィスとは深い付き合いになっていきます。
その中でPCやマイクロソフトオフィスが使える証明になるので、未経験や微経験のエンジニアの方は持っておいても損はしない資格となります。
おまけ2:もっと稼ぎたいSESエンジニア向け
ここまで紹介したのは一般的に評価されやすい汎用的な資格でした。
ここでは、もう一歩先に進みたいSESエンジニアに向いている資格を紹介します。
まず、SES業界で単価の高い案件は「ERPパッケージ開発」と言われています。
ERPとは、企業経営の基本となる人的・物的・金銭的リソースといった経営資源を効率的に配分し、有効活用するための考え方のことです。
会計・人事・生産・物流・販売などの幅広い業務分野の機能を備え、自社が持つ情報の一元管理するシステムをERPシステムと呼びます。
ERPパッケージ開発では技術以上に「会計・人事・生産・物流・販売」といった業務固有の知識が重要になってくる場合があります。
この中で明確に資格が紐づきやすいのが、「会計」領域です。
会計に紐づく資格といえば「日商簿記」が一番に出てくるでしょう。
日商簿記を取得する事で、会計系のERPパッケージ開発案件に参画でき、単価が上がり稼げるエンジニアになっていく可能性が高くなります。
また、SESから開発ベンダに転職する際にも、会計知識はアピールポイントになります。
さらに、IT業界をやめたいときに、「経理系の仕事」「事務系の仕事」にも有利な資格となり、将来の選択の幅が広がります。
もう一歩先に進みたいエンジニアは「日商簿記」を視野に入れてみてはいかがでしょう?
また、もっと稼ぎたいのなら稼げる会社を探してみる事も一つの手段となります。
まとめ:SESエンジニアにおすすめの資格
いかがでしたか?
SESだから資格は不要などと言わずに、ぜひ自分のレベルに合う資格を取得し、より自分のスキルを高めていけると良いですね!
それでは、簡単にまとめます。
まず、SESエンジニアが取るべき基本的な資格はこちら。
さらに稼ぎたいエンジニアは「日商簿記」も視野に入れてみましょう。
いきなり資格取得にハードルを感じる初級エンジニア、未経験の方はこちら。
それでは、良いエンジニアライフを!