ITエンジニアの皆さん、自分の将来像をきちんと思い浮かべて仕事に取り組めていますか?
こんな悩み有りませんか?
この記事は、IT業界で生き抜いて行くために賢い選択をする助けになるはずです。
今後AIやノーコード、ローコード開発が主流になりスキルが無ければIT業界で生きていくには厳しい時代が来るかもしれません。
今後に備えて一緒にキャリアを考えていきましょう。
稼げる&生き残れるエンジニアに必要なもの
では、まず最も指針となるであろう「生き残れるエンジニアに必要なもの」を解説していきます。
足りてないものがある場合は積極的に補っていきましょう。
ここで紹介した6つが有れば確実にIT業界でしっかり稼いで生き残っていけます。
「システム開発の知識(プログラミング)」については、今後の業界の動向次第では必要なくなっていく可能性が大いにあるので、実質5つになります。
ITエンジニアは転職を恐れるな!
私は「ITエンジニアはスキルに見合った会社にどんどん転職していくべき」だと考えます。
以下で理由を詳しく解説していきます。
稼げる&生き残れるエンジニアに必要なもので紹介した「行動力」「実績」「コミュニケーション能力」に直結するのが転職です。
ITエンジニアが転職すべき理由1:行動力
ITエンジニアが転職すべき理由の1つ目「行動力が上がる」
日本の転職は今売り手市場真っ盛りです。
それなのに何故か転職に対して消極的な人が多い印象を受けます。
私が過去に働いてきた会社(待遇が良いとは言えない)でも、頑なに転職しようとしない人を多数見てきました。
ITエンジニアは「技術職」です。
なので、一つの場所に留まって学べる事を学び終えれば、どんどん次の場所に移っていくことが理想形ではありませんか?
頭では分かっていても行動に移せない人がどんどん搾取されているのが現実です。
一度行動を起こすと、それ以降さらに行動を起こしやすくなった経験ありませんか?
転職も同じで一度良い転職を経験することで、今後さらに良い会社に転職するという「行動力」が得られます。
幸い、IT系に特化した転職エージェントサービス等も充実しており、スマホ一つでいつでも転職できる時代です。
辞めるのがもったいないくらいの大手企業に勤めていないのなら、自身のキャリアと向き合い一度転職を目指してみると世界が変わるかもしれません。
ITエンジニアが転職すべき理由2:実績
ITエンジニアが転職すべき理由2つめは実績です。
一つの会社に勤めた経験が有る方はわかると思いますが、部署の移動なんてそうそうさせてもらえる物ではありませんよね?
そうなると、一つの会社の一つの部署に居続けると、何年もずっと同じ仕事の繰り返しになっていきます。
もちろん、その分野のスペシャリストを目指すのであれば、問題ありません。
ですが、5年後、10年後に転職をしようと思った時に、やってきた事以外の分野への転職が厳しくなってくるのも事実です。
そのため、一つの会社に留まることに拘らず、「自分のやりたい事ができる会社」、「スキルアップできる会社」にどんどん転職していくべきではありませんか?
1つのジャンルを極めた人より、2つ、3つと出来る事を持っている人のほうが転職の選択肢が増え、成功率が大幅に上がります。
ITエンジニアが転職すべき理由3:コミュニケーション能力
ITエンジニアが転職すべき理由3つめはコミュニケーション能力です。
人が生きるうえで必須、ITエンジニアにももちろん必須の能力です。
ですが、IT業界の人って圧倒的にコミュニケーション下手くそな人多くないですか?
コミュニケーションは自分で上手くやっているつもりでも、人から見るとダメダメな場合も多々ありますよね。
コミュニケーション能力を伸ばすにはまず、場数を踏む事が大事です。
そのため、複数回転職していれば、その分コミュニティに溶け込んでコミュニケーションを取ってきたという事になるので、自然にコミュニケーション能力が上がります。
ひろゆきが「雑談ぎらい」を克服した「ある練習」 | 1%の努力 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
こちらの記事は某2ch創設者のひろゆきさんがコミュケーション能力改善方法を紹介されています。参考までに。
稼げる!生き残れる!ITエンジニアロードマップ
前置きが長くなりましたが、ここからが本題の「稼げる!生き残れる!ITエンジニアロードマップ」を紹介します。
- IT企業に未経験入社
- 5~10年経験を積む(1~3回の転職)
- 2までの経験で自分に合ってるor働きたい会社に転職
- 定年まで働きたい会社orより稼げる会社に転職
ざっくりと分けたため、以下で解説していきます。
既にIT業界で働かれている方は、自身の経歴にあったところまで読み飛ばしてください。
稼げるITエンジニアロードマップ1:IT企業に未経験入社
まずは、IT企業に入社しないと始まりませんね。
新卒の方であれば、4番まで一撃で狙える可能性は存分にあります。
ITに限らずですが、新卒で入社することが最も簡単で、中途採用(キャリア採用)で名立たる大手企業に入るのは非常に難易度が高いです。
新卒のカードがある方は積極的に狙っていきましょう。
未経験中途入社でIT業界に参入しようとしている方は、未経験募集の会社はどこも似たり寄ったりの会社が多いため、入れるところで構いません。
今後の踏み台として捉えましょう。
未経験の方におすすめはSES企業です。
SES企業では、様々な案件に参画できるため、SES以外の会社では一社だけでは到底経験できない量の経験値を稼ぐことができます。
SES企業ではどのような働き方をするのか、また、どんな会社なの解説は別の記事で紹介します。
稼げるITエンジニアロードマップ2:5~10年経験を積む(1~3回の転職)
晴れてIT業界に参入出来たらいよいよ下積み期間の始まりです。
IT業界で下積みと聞くとITに関する事ばかり学んでしまいそうになります。
ですが、今後の転職等を考えた場合、日本語以外の言語が使えたほうが圧倒的に稼げるエンジニアになれます。
さらに転職成功率もUPします。
そのため、下積み期間に定期的にTOEICを受けるなど、英語や中国語を習得してみましょう。
基本的にはシステム開発のイロハを習得し1人前になるまで5年と言われています。
沢山の技術と出会い、技術を習得していきましょう。
システム開発は短くて数か月、長くて3~5年のスパンでプロジェクトが終わっていきます。
5~10年働くと3~10個くらいのプロジェクトは経験することになるでしょう。
自社開発や、請負、受託系の会社に入社している場合、「また同じような仕事回ってきたな」と思ったタイミングが転職のタイミングです。
IT業界は技術や手法が目まぐるしく移り変わる業界です。
そのため同じ事、飽きたことを仕事だからと言って続けている時間は無駄になります。
周りよりも稼げるエンジニアになるには、自分の身がおかれる環境を自分自身で変えていかんければいけません。
SESに入社した場合、必然的に様々な案件に携わっているはずです。
その中で自分のやりたい事、より技術が高まりそうな案件を選んでいきましょう。
SES企業に入社している場合は、「自社の営業が弱い」「希望の案件が回ってこない」「給料が低い」などの不満が無い場合は無理に転職する必要はありません。
SES企業では、圧倒的に上流工程より下流工程の方が案件が多いです。
そのため、マネジメントや顧客折衝、上流工程の経験が少なくなりがちです。
自社の営業に相談して上流工程の案件に積極的に参加していきましょう。
また、この下積み期間では有用な資格を複数取得しておくと役に立つはずです。
SESエンジニアに必要な資格は以下の記事にて紹介しています。
稼げるITエンジニアロードマップ3:2までの経験で自分に合ってるor働きたい会社に転職
ここまででIT業界での実務経験が5~10年、やっと一人前の称号が手に入りました。
ここからは、自分のやりたいようにIT業界で羽ばたいていくフェーズになります。
下積み期間に経験した中で興味を持った分野、言語、システム、それらを専門的に取り扱っている会社に転職してみましょう。
IT業界での経験は、ブランクがあっても消してなくなりません。
転職の失敗を恐れずに、やりたい仕事をやっていきましょう。
やりたい事をやっている会社に行く場合、転職サイトで探すより圧倒的にエージェントサービスの方が精度が高いです。
IT業界転職におすすめなエージェントサービスは別の記事で紹介します。
また、フリーランスになりたかった人はこのタイミングでフリーランスになると、報酬も案件も困ることはないでしょう。
IT業界でフリーランスになるために必要な経験年数は別の記事で紹介します。
稼げるITエンジニアロードマップ4:定年まで働きたい会社orより稼げる会社に転職
さて、稼げる&生き残れるエンジニアになるロードマップ集大成です。
ここまで15~20年ほどの実務経験を積んできたことになります。
そして、自分のやりたい事、向いていることも明確になったタイミングでしょう。
あとは、腰を据えて働ける会社にゴールインするだけです。
ここまで真面目に取り組んできていれば、大抵の会社のキャリア採用の入社試験は難なくクリアできるでしょう。
より安定して高収入を得たい方は、「大手外資系企業」を狙ってみましょう。
大手の外資系企業の大半は応募資格にTOEIC650~700点を設定しています。
最終的に外資系企業に入って沢山稼ぎたい方は、英語にも力を入れておいてください。
夢の高収入より安定の老後を送りたい方は、日本の大手IT企業を選びましょう。
「給料」、「福利厚生」、「退職金」、「企業年金」等欲しいものはなんでも手に入ります。
ここ数年の転職時の年齢制限はかなり緩和されてきましたが、日本の大手企業の一部では、キャリア採用も40歳までなどの制限がある会社も散見されます。
30代に差し掛かったあたりから、自分の目標とする会社を絞るために情報収集は欠かさないでください。
まとめ:稼げる&生き残れるエンジニアになるためのロードマップ
さて、ここまで読んでもらってどんな印象を受けたでしょうか?
意外と簡単?先が長そう?
いろんな感想があるとは思いますが、IT業界のスキルはむだになることはありません。
しっかり学んで良きエンジニアになっていきましょう。
では、この記事のまとめます。
それでは、よいエンジニアライフを!